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2006年1月20日 (金)

27 信用取引独特のサービス=預株制度

信用取引をやっていない投資家でも、信用取引独特のコスト「逆日歩」を受け取ることが出来るサービスがあります。

このサービスを利用するとどうなるのか、物語調で覚えましょう。

ここに「どっきどき証券」という証券会社があって…
  (株)るこちゃん という銘柄の株を「どっきどき証券」に口座のある
      ゴジラさんが      10,000株
      ジーコさんが      30,000株
      ライガーさんが   50,000株 
現株で保有し、買ったままボーっとしていたとします。
(この三人は信用取引をしていないことにします)

ライガーさんとゴジラさんは、この株を「預株申込」しておきました。
(この「預株申込」するというのは、「預株制度」を利用するという事です)
ジーコさんは何もしていません。

(株)るこちゃん がじわじわと人気化してきてかなり高値圏になり、信用の売り方が急増してきたため、「貸してあげる株」が足りなくなってきました。

「全日本証券」の客であるムタさんも、「NOAH証券」の客の小橋さんも新規に信用売りの注文を出しています。
が、証券市場ではすでに株不足となっていて、「貸し出すための株」を貸してくれ~!と、各証券会社は日証金に助けを求めます。

日証金(日本証券金融株式会社の略:信用取引の為の株券調達などを行う)にも手に負えず、(株)るこちゃんの株を貸してくれる人を、機関投資家などから探します。

そこで、「どっきどき証券会社」は買ったままボーっと持っている客の中でも、「預株制度」に申込をしているゴジラさん・ライガーさんに、足りなくて困っている(株)るこちゃんの株を貸してもらう事にしました。
当然ゴジラ&ライガーさんは(株)るこちゃんの株を「預株申込」しているので、黙っていても「どっきどき証券」は日証金にこの株を貸し出します。

株不足状態なので、(株)るこちゃん銘柄に「逆日歩」が発生します。
ムタさんや小橋さんたち(売り方投資家)が、この「逆日歩」を均等に負担して払います。

日証金は合わせて6万株を「どっきどき証券」から借りたことになり、これを「全日本証券」や「NOAH証券」に貸すのですが、当然「借りた」ものは利息をつけて返すのが世の常…。
日証金は、売り方投資家から徴収した逆日歩の中から、「どっきどき証券」に借りた6万株分のレンタル料を払い、「どっきどき証券」は、ここから手数料のようなものを差し引いてゴジラさん&ライガーさんに『預株料』を払います。

本来は、ゴジラさん・ライガーさんは、「信用の買い方」でもなく、ただ現株を保有しているだけですから、逆日歩を受け取る権利はありませんが、この「預株制度」に申込をしておくと、その申し込んだ銘柄に逆日歩が付くことで、勝手に「どっきどき証券」が日証金に貸し出して、その対価である「預株料」を稼いでくれる…という、ちょっとおいしい制度なのです。

ただしジーコさんは3万株も持っていたのに、「預株申込」をしていなかったので、(株)るこちゃんに逆日歩が発生しても「預株料」は受け取れません。

信用取引口座をお持ちの方はこの制度を利用できません。
(他にも制約がありますので、松井証券サイトで確認してみて下さい)

なお、「預株制度」は松井証券独自の制度で、他にマネックス証券が「貸株サービス」という名称で同じような取り扱いを行っています。

上記二社では、制度の内容は似ていても、取り扱いがかなり違います。
また(上記証券会社が)倒産した場合の扱い方も、まったく異なりますので、この制度の利用を検討されている方は、メリット・デメリットを把握してからにしましょう。

 
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1月 20, 2006

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