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2004年3月28日 (日)

▼インターネットで信用取引 自由自在

インターネットで信用取引自由自在
  今日から儲ける!日証の必勝BOOK
     日本証券新聞社 著

インターネットで信用取引自由自在  今日から儲ける!日証の必勝BOOK

信用取引のしくみ      = ★★★★★
信用取引の売買手法など = ★★
読みやすさ          = ★★★★
初心者向け          = ★★★★★
図・文字の大きさ       = ★★★★
買い!             = ★★★★★

るこちゃん的勝手な「主婦の友社」のイメージとしては、オトナシイ系女性向け出版社という感じだったので、「今日から儲ける!リスクを抑えて勝ちまくる!インターネットで信用取引自由自在」という、超長くて凄みのある題名の本を見たときは、ちょっとビックリ!
まさか、主婦の間で信用取引が流行っているわけでは…?

いや、別に「主婦の友社」だからと言って、主婦のための本だとは限らないのだが…
でも正直今の時代、不労所得に一番敏感なのは案外、家計を握る主婦なのかもしれないな~と、勝手に納得。
あの紀伊国屋書店にたった1冊しかなかったので、もうかなりの部数を売ったのだろうか…?

●信用取引とは?

『以前であれば信用取引を行うのに、最低でも数百万円、高いところでは数千万円の投資資金が必要とされていましたが…
…今では30万円から可能に…女性投資家に厳しかった門戸も開放されました。…サラリーマン・主婦・OLでも誰もが余裕を持って信用取引を行うことができるようになったのです』

誰にでも門戸が開かれたことが、本当にいいことかは疑問ですが、平等にチャンスが与えられたという点では、ちゃんと株が分かっていて新規に信用取引に取り組みたいという人にとっては、歓迎されるべきことであるのは間違いありません。素晴らしい事です!
ボンビーアウトサイダーのるこちゃんでさえ、電話審査が通ったくらいですから…

るこちゃんの敬愛するテクニカルアナリストが講習会を開いていた某証券会社は、信用取引開始の条件として「女性はダメ」「資産3千万円以上ないとダメ」「65歳以上はダメ」と、なんとも無茶なことを言っていました。

女は無条件で、対象外だったのです。
おまけに「3千万円も資産を持っている若い人なんてそうそういないんじゃないの~?」って感じだったので、要はこの証券会社は「凡人は信用取引なんかヤルな!」と言っているのでは?と思っていました。

それを思えば今は誰でも信用取引を出来る環境になりましたが、ちょっと待ってください。
この本にある「主婦&OL」が果たして、信用取引で「勝てる」でしょうか?
ま、それは本人の努力次第ということにするとして、注意しなくてはいけないのは、定職の無い主婦が信用取引口座を開設できない証券会社があるという点です。
この本の言い回しだと、本当に誰でも信用取引が出来るようなニュアンスで伝わってしまいますが、そうではないという事を頭に入れておきましょう。

前出のアナリストの講習会に一時、OLが二人連れで参加しているのを見たことがあります。
いかにも「ちょっとお金が自由になる、お洒落なOL」という感じでしたが、彼女達を見かけたのは二度ほどでした。
まさか~、もう株がわかったつもりじゃないよね…?
丁度株が一般人に流行り始めたころだったので、「ただの流行に敏感なOL」で終わることを祈っていました。

るこちゃんだって彼女達に毛が生えたようなモノですが、最初の意気込み(だけ?)は違う・勉強の量だって違う…と勝手に思っています。
それにさァ…そのアナリストがるこちゃんの熱心さに打たれて?連続モノの講習会だったときの最後の日に、るこちゃんだけにその日使っていた大事な資料をパッとくれたくらいだよ~。

今その時のことを思い出しただけでも、嬉しくなります。
あの日のことは、るこちゃんがたとえ株をやらなくなったとしても一生忘れる事はないでしょう。
そしてるこちゃんが、下手くそなくせに株をやり続けるのは…億万長者を目指し続けるのは、その人への恩返し&お礼の意味でもあるのだ~(大げさ?)

ま、るこちゃんの個人的な話しに逸れてしまいましたが、主婦?もOLも「やることをやってから」信用取引に参戦しましょう。
講座が開設出来たからって、さ~て儲けるぞ!とはいきません。
市場の餌食になるなら、歓迎されるでしょう。

●信用取引の期限

一般の個人投資家が通常利用する信用取引は「制度信用」と言い、6ヶ月以内に決済(反対売買)が必要になります。
投資家が期限までに決済の注文を出さない場合は、証券会社が自動的に投資家の建て玉を決済できることになっています。

これが通常の「信用取引の期限」ですが、最近ではこの「制度信用」ではなく「一般信用」という信用取引が出来るようになりました。

松井証券の「無期限信用取引」がそれですが、一般信用とは
 ・証券会社によって、品貸料や返済期間などの条件が異なる
 ・取り扱い銘柄は、証券会社が調達できる銘柄となる
という仕組みです。

よって、「無期限信用取引」では、所定の条件を満たせば決済期限を無限に延ばす事が出来ます
(但し、新規の取引は「買い」のみ)
この取引については、ネット証券各社で考え方がまちまちで、個人投資家が将来どの証券会社でもこれが出来るようになる…という代物ではないようです。
「期限がない」ことが、果たして投資家にとって「いい事or悪い事」かという見解が、それぞれの証券会社で違うのです。

るこちゃん的に考えると、「決済を先延ばしにする」というのは総じて「損が出ている場合」がほとんどではないかと思います。
こうした場合、確かに損切りするのは辛い事…でもいくら期限が無いからといって、今度いつ上がってきて自分の建て値以上に(利益が出るまでに)なるかも分からない取引に、いつまでも資金を貼り付けておく事が、得策かどうか?

あ~、あと1ヶ月期限が長ければ、損しなくて済んだのに~ということもあるかもしれませんが、失敗は失敗としてさっさと認めて手仕舞いしたほうが、色んな意味で有効ではないかというのが、るこちゃんの勝手な感想です。

●配当はどうなる?

信用取引の配当は、その銘柄を売り建てた(カラ売りをしている)投資家が、買い建てている投資家に支払う形で調整されます。
この時に、売り方が買い方に支払う配当相当額を「配当調整額」と言います。

権利落ち日に建て玉していれば、たとえ配当金確定までに返済していても、配当金相当額の受払いが生じます。

信用取引では、たとえ買い方であっても実際の株主ではなく、株主総会への出席などの権利はありません。
よって配当調整金は、現物取引のように企業から株主に支払われるのではなく、あくまで投資家同士の権利調整なのです。

配当調整金の実際の受け払い時期で気をつけなければならないのは、配当の権利は決算期末に決まり、その時に建て玉していたかどうかで「配当調整金をもらえる」か「支払うか」が確定しますが、実際に受払いを行うのは、権利確定日から1ヶ月以上経って、株主総会で配当が確定し、さらに1~2週間たってからです。

よって、売り方は配当金確定前に手仕舞いしていても、その後になってから証券会社に配当金相当額を徴収されて、証券会社はそこから税金(2008年3月末までは10%)を源泉徴収した額を買い方に支払うのです。

●信用取引の規制

相場が加熱してくると、信用取引では様々な規制がかかります。
ある銘柄の出来高・信用残高・株価の変動率などが一定の基準を上回ると、取引所はその銘柄を「日々公表銘柄」に指定します。

普通、取引所は個別銘柄の信用残高を1週間毎に発表しますが日々公表銘柄になると、これを毎日発表して、投資家の注意を促すという狙いがあります。

ま、噛み砕いて言えば「この銘柄はちょっと暴騰・暴落して(又はしそうで)、今から信用で建て玉するのはちょっと危ないよ~。大怪我するかもしれないよ~」という、注意報みたいなものです。
取引所が意地悪で売買を規制しようとしているのではなく、これも一種の投資家保護のための措置です。

これでも過熱感が収まらないときは、信用の担保条件を厳しくして、参加しにくく?するわけです。
例えば委託保証金率30%を50%に引き上げたり(100万の担保があったら300万取引出きるところを、200万しかできなくなるということ)して、新規売り・買いが増えないようにして、これを「増し担保」と言います。

信用売りが増えて、証券金融会社の貸し株が調達しにくくなると、一定基準を超えた銘柄については「注意喚起銘柄」に指定され、投資家の注意を促します。
それでも冷めない場合は「貸し株申込制限」を行って、新規売り注文がストップされたり制限されたりします。

逆日歩の付くタイミングと、この規制がかかるタイミングに法則性はなく、逆日歩が付いたからと言って将来的にその銘柄に貸し株申込制限の規制がかかるとも限らず、また逆日歩のついていなかった銘柄にいきなり制限がつく場合もあります。

それは、逆日歩は「足りない株(金融証券会社が保険会社や機関投資家から借りてきた株)に対する借株料」であるのに対し、規制は「株価基準」「出来高基準」「残高基準」などで判断して取られる措置であるからです。

貸し出す株数が足りていたとしても、25日移動平均線との乖離率や、買い残・売り残の比率が対上場株式数比率の何%以上かということで規制がかかるからです。

証券会社によっては、「注意喚起」が出た時点で、新規売り注文を受けないといったところもあります。
カブドットは比較的すぐに受付を中止するような感じがします。
ま、下手にそんな銘柄に手を出して大火傷するよりは、「やめとけ」ってすぐに新規申込を中止してくれる方がいいかも!
ただ、そういう過熱感が好きな人もいるからな~。参戦したい人には、物足りないかもしれないね。

主婦の友社が出す「信用取引の本」だからと言ってあなどれません。けっこう詳しいです。
そして図が多いので、分かりやすいかも…

イマイチ解りずらい信用取引の「配当」「株式分割」「代用証券の分割」「各種コスト」「規制」などほとんどが網羅されていて、これ一冊で十分信用取引のお勉強が出来ます。

3月 28, 2004

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